レスリングとは?
【レスリングで体の可能性を引き出す。】
レスリングは体幹、柔軟性、筋力、瞬発力、バランス感覚など体を動かすのに必要な全て育みます。試合ともなれば相手の研究に始まり、発想力、判断力も養われます。格闘技の原点であるレスリングを通じて身体能力、思考能力の向上を図り、文武両道を目指します。
※以下他サイトより抜粋
敵と格闘するという人間の本能を競技化したレスリングは、人類最古のスポーツともいわれ、紀元前数千年に描かれた壁画にも登場しているほどです。古代オリンピアでも、神殿の前で行なわれるメイン種目として実施されたといわれ、誰もが熱狂するスポーツだったことがうかがえます。
1896年の第1回近代オリンピックでも実施され、ルールはグレコローマン。体重区分はなく無差別、時間無制限で行なわれました。
グレコローマンは、相手の下半身への攻撃や自分の下半身を使っての攻撃・防御が禁止され、上半身のみの攻防スタイル。欧州で広まり、19世紀末に英国を経由して米国へと渡った後、全身を使っての攻防であるフリースタイルが誕生しました。現在は、この2スタイルが世界中に広まっており、オリンピックでも実施されています。
試合は厚さ4~6センチのマットの上で行ないます。直径7メートルの円と、その外側の幅1メートルの赤色のライン(パシビティゾーン)が試合場です。
グレコローマン、フリースタイルともにあらゆる打撃が禁止され、相手を組み伏せて両肩をマットにつける(フォール)ことで勝敗が決まります。また、立ち技、寝技などの技の難易度に応じて、1、2、4点のポイントが与えられます。ポイントになる主な技には、背後に回り込んで相手をマットの上に腹這いにする(2点)、腹這いの相手の肩を90度以上ローリング(回転)させる(2点)、などがあります。立ち技での投げや、寝技から相手の体をリフトアップ(完全に持ち上げ)する技は、4点の大技です。10点差がついた時点でテクニカル・フォールとなります。制限時間内に決着がつかない場合、このポイントの多寡で勝敗が決まります。